栗山で「栗」を戴いた後、田んぼの畦道を歩いた。
既に稲は刈り取られたいへん殺風景ではあるが、その淋しさこそ
今味わいたかったものでもあった。

何もない・・・・その風景を見て、心に感じるものこそ俺にとって「最高の贅沢」な時間だ。
素朴さ・・・都会にいると、その大事さに鈍感になってしまう。
俺は今ここに来て、素の「自分」を改めて確認しようとしている
着飾っていない、上辺だけではない、本当の「自分」の良さを・・・。
「トッチ!!よく来たねぇ!」
遠くから優しい、暖かい声でこの俺を呼んでいる。
そう、生まれて間もない俺の面倒を見てくれた「母」だ。

「ささ、カメラ見て!!はい、トッチー!」
とても喜んでくれた。色んな話をした。
帰りたくなかったが、仕事が待っているので仕方がない。
帰り際、「とっち、私たちの作った米や芋、野菜持って行ったらいいさー。」

車の荷台が一杯になるくらいの農作物をお土産に戴いた。
ありがとう。

「まあ、話はこんな感じだ・・・」

「いいお話っすね・・・先輩、今夜はなんか哀愁漂っててセクシーですよ!」

「そうだなぁ。なんか今日はいい日だよ、なぁ。」
こうして、なんだかんだ結局は「ススキノ」で飲んでいる「本末転倒」なトッチマンでした、、
おしまい
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- 2011/10/26(水) 08:26:01|
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