自分を試すため、何かに挑戦してみることが好きかもしれない。
自分で決断し、挑戦し、結果を出し、自信を持ち、そして明日へつなげる。
こう記すと、やたらカッコよく聞こえるが
カッコつけてる人生を送りたいし、頑張っている自分が大好きなのだから仕方がない。
でも、心の中では、結果よりもその道中に頑張るシーンや生き様にウェイトを置いているが。

今回はスポ根バージョンでのトッチログスタート! 今回は神輿の後輩赤井ちゃん。
偶然にもオイラが社会人ハンドボール北海道代表のとき、北海道高校柔道優勝で
一緒に国体へ行ったという縁の持ち主。 ということは根性あるんだよね!
スポーツを一生懸命やってきた人って、先輩後輩関係なく尊敬出来ます。
それだけ辛い練習や苦い経験をしてきたと思うし。 ある一定のレベルを超えた人には底力があるんですよね。

そんなお話を今回はトッチさんにお聞きしましょう。
「今回は生まれて初めてのフルマラソンでした。しかも足きり(時間制限関門)ありの。」

「ですから不安だらけ、何より関門を突破しながら5時間以内での完走が目標でした。」

「楽しみたい気持ちもあったけど、僕にとっては42・195キロというのは未知数で、
どうやってクリアしようか相当悩みました。 3度の練習でも30キロ走れなかったし。」

「先ずは知り合いに「走る」という告知を多くしました。自分を更に追い込むため。 これで逃げれなくなるわけです。
今までも良くやります。 僕は不言実行はできないので。有言実行なんて言葉もあるでしょ。
まあ、実はこの行為は安全策であり、リスクテイキングな意味合いも含まれます」

「ファミリーの応援にも助けられましたね。 恥は掛けない。 親としてのプライドというか。」

「高校時代の担任だった島田先生も走ってました。 走ってこそ分かることも多かった気がします」

「いつもは沿道から応援ばかりしてたんだけど、やっぱりどっかで「挑戦したい」という気持ちは
あったのかもしれません。でも(完走できない、諦めてしまいそう、)という自分の弱さが前面に出て
挑戦する気持ちが引っ込んじゃってました。 でも、それでは僕じゃないと。 負けだと。」

「沿道の応援には本当に励まされます。 身を持っての経験です。本当に感動しました。」
それではここで、トッチ選手が出場することについてお聞きしましょう。

「そうですね、トッチさんがまさかエントリーするとは。 マラソン界もなめられたもんです。
猛暑になりそうなので、25キロくらいで心身共に音をあげることでしょう。
毎日飲んで、大して練習しないで。北海道マラソンはそんなに甘くない。」

「・・・そうなんです。 折り返しまでが第一の壁。 練習でも感じてましたが、速度と距離のバランスが難しい。
当たって砕けろではバカなので、スポーツ科学と栄養学も考えました。 経験不足を頭脳で。
今回は新川駅のところで帽子の交換と栄養剤補給をチームスタッフに頼みました。
20キロ地点と33キロ地点でもジェル栄養剤も。
前日、先輩ランナーでもある後輩の熊木君が届けてくれた補給剤を利用しました。
おかげで心配していたエネルギー切れ、脱水症状には37キロ地点まで大丈夫でした。」

「でも、折り返し地点くらいから徐々に厳しく、30キロまで保っていたペースも35キロからはガクンと落ちました。
この30キロから40キロの間、4回「やめよう」「諦めよう」の葛藤がありました。
初めてなのでゴールもタイムも何も見えてこない苦しい状況が続きました。
一番最後からのスタートだったので、前にいるランナーが足を止めたり、倒れたり、吐いたり・・・
そんな光景ばかりで。 その人たちを追い越す余裕感が後半は消え、そのうち自分も
同じ状況になり始めました。 足はつりそうで、肉離れも起き始め、めまいと寒気も。
だからラスト10キロくらいは何だかよくわかりませんでした。 ほぼ精神力との戦いでした。

『「結果出したので二度とやらない」が今の心境です。 他で新たなチャレンジを試みます』
ということで総評
・今回は初めてもあり、40キロの関門が最後だと思って、突破後コーラ飲みながら歩いて大失敗。
・北海道マラソンを人生1度は走ってみる「挑戦心」は大事。 人事採用の1つにもなりそう。
・改めてランナーを尊敬できたので、今までの応援よりももっともっと来年は大きな声で励まします。
・走ってる最中は結構無心かも。
・自分のことが一段と大好きになった。 これでまた人に優しく出来そうだ。
ということでおしまい。 応援していただいた方々、本当にありがとうございました!!
TOTTI
- 2014/09/01(月) 15:34:31|
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